仕事関係で夏の間は瀋陽にいますが、忙しいとはいえ、全く残業しないので、週末をたっぷり利用して東北観光ができそうなので引き受けました。なので、しばらく東北地方(日本人としては「旧満州」という名前のほうが親しみやすいのかな)の旅行記ばっかりになりそうです。
先週末を利用して念願のハルビン旅行を実現しました。ご存知の通り、ハルビンは中国一番北にある黒竜江省の中心都市です。植民地の歴史があって、ロシアと日本関連の建築がたくさん見られます。近年、ハルビンは冬の旅目的地として有名で、しかも成都からですと遠いのでいつも飛行機代がバカ高いですから、この機にまず旅先としてハルビンを選びました(夏なのに)。スケジュールは以下の通りです。
6月27日(金):高速鉄道G780で18:30瀋陽南発21:10ハルビン着、駅前ホテル宿泊
翌日:黒竜江省博物館→中央大街→松花江旧鉄道大橋→中東鉄道印象館→ランチ→聖ソフィア大聖堂→ハルビン市博物館
6月29日(日):ハルビン第6製薬工場版画博物館→ランチ→中国侵略日本軍731部隊本部跡地ならび陳列館→高速鉄道G716で17:11ハルビン発20:06瀋陽南着

駅を出たらまず夜のハルビン駅を眺める(南駅舎)

駅前広場でマンホール蓋を見つけ

ホテルの部屋からはこんな感じ
早速頼んで出前を堪能しました。ちなみに出発の瀋陽南駅は新しい駅なので、構内は店1軒のみです。仕事終えそのまま駅に行っていました。なので、お腹ペコペコでなんとか到着まで我慢しました。

現地有名店の春餅(春巻)
ボリュームがあって、好きなようにコンビネーションできて、おいしい!

翌日朝は曇り、ハルビン駅はこんな感じ

ちなみにホテルの朝食場からでも駅舎を見える
ホテルから歩いて10分のところは黒竜江省博物館。展示物より建物自体は見応えがあります。1904年建築され、元々はモスクワショッピングモールでしたが、1922年よりロシア人が始めた博物館は発祥です。ネット情報によると、展示物は新館に移されましたが、博物館のスタッフが今年中引っ越せるかと。まあ、そもそも黒竜江省は歴史が長くないところなので、あんまり期待していません。


黒竜江省博物館の建物

館内の雰囲気

展示されて狼の標本

今は絶滅危惧種であるアムールトラの皮

ハルビンは鉄道から盛んだ街だから機関車の展示も

ハルビン市内の古き洋式建物をこんなふうに展示


実はホテルから博物館まで歩いて僅か10分の距離で何軒のいい感じの建物を発見

地下鉄で中央大街へ、少し札幌の大通の感じがする




街の両側は素敵な建物がたくさん

こちらでも機関車
1906年創業の馬迭尔(ロシア語:Модерн、意味:モダン)ホテルがあって、そこのアイスがとても有名で、今やハルビンの代表的なグルメになっています。町中どこでも売っていますが、やっぱり本店で買うものはパッケージがなく、買ったらそのまま少し柔らかめで、オリジナル味でいただきました。

馬迭尔アイス5元
チョコレート博物館もかわいい建物が、その博物館の自体はやっぱりお店です。結局何も買いませんでした。

チョコレート博物館外観

デカい雪だるまはチョコから

スターリン像もチョコ
ハルビンの飲み物(ノーアルの場合)はクワス、パン種で発酵した炭酸飲料です。


樽で注ぐ生クワスをいただく
中央大街を抜けたところ、松花江が目の前に現れます。まず、目に入ったのは洪水退治記念塔。やはり松花江が大人しくないですね。が、天気のいい時に江畔を歩くのがとても気持ちいいでしょう。

ハルビン人民洪水退治記念塔(1998年は一番ひどいみたい)


松花江の上に遊覧船がたくさん見える
2元から100元以上のものがあって、その幅に不思議

少し歩くと、二つの大橋が目の前に

左側はロシアで作ったもの
手前の鉄筋の橋は百年以上前の「中東鉄道浜州線松花江鉄道大橋」です。1901年から2014年まで使用しました。今は奥の白い橋が鉄道橋になっています。


鉄道大橋が観光地になってる
鉄道大橋から降りたところ、鉄道公園になっていて、その中心に中東鉄道印象館が建てられています。館内はほとんど人がいませんでしたが、展示はデジタル性を兼ねてリアリティがありました。

中東鉄道印象館

中東鉄道印象館館内のシャンデリア

館内の一角、デジタルと融合してとても素敵

「黄継光」(朝鮮戦争時の英雄)号機関車

ランチは定番東北料理「鍋包肉」

「大拌菜」(野菜、春雨、干し豆腐などの和え物)
東北ではレストランから出る料理はボリュームが多すぎて、一人で半分も食べられませんでした。観光だから持ち帰っても食べるところもないので、これは一番の困りことです。
聖ソフィア大聖堂はハルビンで一番有名な建築物です。広場でたくさんの人が記念写真を撮っています。特にお姫様格好をしている女性や結婚記念写真を撮っているカップルが目立ちます。あいにく内部はリニューアル中で、見物できませんでした。



聖ソフィア大聖堂
瀋陽博物館はなんと16時閉館です。東北地域ではよくあることですが、私にとっては早すぎます。しかもこの博物館は想像以上に建物が多くて、結局1棟しか見られませんでした。

海外にいるような油絵展示

館内の雰囲気がいい

帰りに見た素敵な建物(ハルビン有名なソーセージ会社の建物)

近くの副食市場で牛肉の焼き串を食べた(1本5元、安い)
天気が蒸し暑くて、ちょっと疲れましたので、ホテルに戻って少し休憩してから夕食を食べに行こうと思っていましたが、起きたらもう20時になっていました。やっぱり連日の仕事で疲れていましたからね。しかもレストランはお一人様に合わないので、結局出前で焼き物を頼みました。


東北の焼き串は安くておいしい
最終日、まずは地下鉄でハルビン第6製薬工場版画博物館へ向かう途中、少し寄り道して、朝市(本当は朝9時までですが、)で凄く安いさくらんぼを売っているところを発見しました。人が多いし、今日一日中結構歩くし、結局買いませんでした。

なんと1キロ10元!大連産のさくらんぼ、少し小さめですが、驚きの安さ
到着したハルビン第6製薬工場ですが、これは昔工場の建物ですが、今は版画を中心に展示する無料な博物館です。東のルーブル美術館とも呼ばれるほど建物が美しいです。中も豪華ですが、展示物の版画はそこまで上品なものではありません。


ハルビン第6製薬工場外観



ハルビン第6製薬工場館内

ランチは一人食にピッタリの太刀魚の巻き餅と酸菜のスープセット、おいしかった
午後行くのは少し重いところで中国侵略日本軍731部隊本部跡地です。新しく日本軍731部隊の罪証を陳列する展示館が建てられました。731部隊が酷いのは戦虜や一般人を細菌やウイルスを使って人体実験をやっていたところです。元々ソ連とのいずれの戦いに備え、細菌武器を作ろうと実験を繰り返しました。毎日のように酷い死に方で人が亡くなっていきました。しかも戦後、責任者は審判を逃すようにアメリカに実験結果を引き渡しました。たくさんの中国人(朝鮮人やロシア人もたまにいましたが)を死なせてといて、自分たちが責任を負わずに名前を変えて日本でのんびりしてきたことはいかがのものだと思います。中に戦後、武田薬品の顧問に務めた人も医科大学の先生になった人もいました。不公平すぎます。

中国侵略日本軍731部隊本部跡地

新築の展示館

世界平和、暴力暴行反対!
最後はやはりハルビン駅に戻りました。

駅に戻る途中で有名なハルビン工業大学を通過


ホームでみた景色、まるでハリーポッター映画の中のあのホーム

お土産はカワスのボトル(帰ったあとネットから箱買い)

ハルビンたばこ

こちらは1番ホームに展示されている機関車
(あとで知ったのは伊藤博文が暗殺されたホームもここ)
冬がきたらもう一度行きたいな~
