崇州市は成都市に属する県級市で、成都から北西へ向かって車でおよそ1時間。成都がコロナ患者が何人も出て、市外から敬遠されているので、2022/3/5に春を感じようと日帰りのバスツアーを参加しました。
メインスポットは以下のとおりです。
元通古鎮（整備した古い町並み／無料）→崇州文庙（罨画池や陸游祠を含め、中国庭園／入場料8元）→五星村（菜の花畑／無料）
9時に成都市内の文化宮駅から出発して、まず到着したのは元通古鎮。
元通という名前の古い町。歴史は1600年ほどあると言われています。中国美術史上屈指の名画といわれる「清明上河図」で描いた景色がそこで見えます。街を散策しながら、食べ歩きもお勧めです。
必見スポットは「陳家大院」で、千平方メートルぐらいの中国伝統的なお屋敷です。食べ物は叶儿粑、冻糕、花椒鸭、汤麻饼、油花などがあります。その中、油花はとても珍しく、成都人の私でも初めて知ったので、食べてみました。
「小书油花」は細長い道の奥にあって、旗に案内され、お店に到着。
小麦粉と油で作ったもの、蒸し上がるとこんな感じ
カトリック教会の建物もありました
昼食は自由なので、軽く豆花の名店で食事。
骨なし鴨の足の辛い和え物、豆花（絹ごし豆腐のようなもの、辛い調味料を漬けて食べるのが四川流）、おかずの盛り合わせ（煮ピーナッツ、じゃがいも、野菜）とご飯2茶碗でなんと39元！中国でもこんな安いのはなかなかありません。しかもおいしかった！
次向かうのは崇州文庙エリアです。文庙とは、孔子を祭った廟のことで、崇州の文庙（正式名称：崇慶州文廟）は四川省内よく保存されている４つの文庙の１つです。
ここはやっぱり日本の天神さまの神社のように、学問関連のお願いは多いですね。
文庙に関して、そんなにレア感がないのですが、罨画池は見応えがあります。
罨画池は唐の時代から建築され、唐の時代は蜀州（現崇州）の官僚と家族が出入りできる庭園でした。この庭園に関して、唐と宋の時代でたくさんの詩が残りましたが、現在の罨画池は清の時代で再建されたものです。残った詩の中、一番多いのは南宋時代詩人陸游が蜀州通判という役職についたごろに書いたものです。陸游の記念するために、明の時代から陸游祠が園内に建てました。
庭園から出ると、にぎやかな道でたくさんの小吃があります！
牛肉の军屯锅盔と油揚げに辛酸っぱいおかずをつめたものを食べました
最後訪れたのは五星村です。元々は貧困村で何もなかったですが、近年は豊かになって、菜の花畑が広くて、春でとても賑わう場所です。村の隣は榿木河湿地公園、散歩には最適です。
五星村につくと、なんとトロッコ列車があって、さすが人が多すぎて乗れませんでしたが、トロッコ列車の写真を撮るとなんと本物の高速鉄道の列車が来ました！電車好きな私がかなり興奮しました。
トロッコ列車以外に、もっと小さい乗れる列車もありましたが、これなんと呼べばいいかな～
今回3つのスポットの滞在時間はそれぞれ2～2.5時間ほどで、成都市内に戻ったのは18時半ぐらいでした。ちなみに一日で2.5万歩を歩きました。このルートは穴場的なもので、通常の観光客なら、都江堰（世界遺産）―青城山（世界遺産）/西岭雪山-花水湾（雪と温泉）/三星堆遺跡（世界遺産申請中）/楽山大仏-峨眉山（世界遺産）などが選ぶでしょうが、このルートは人が少なく（春の菜の花畑以外の時期）、もっとゆっくりできるところです。お勧めですよ～
