戸惑いながら進む

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広東省潮州市の旅

潮州市広東省の東にある都市で、歴史が古くて(広東省の中なら一番古い)食べ物(特に「小吃」;手軽に食べれるちょっとした料理)が有名で今回の旅先として2021/10/29-10/31の2泊2日の旅を選びました。

掲陽潮汕空港は隣の市にありますが、市内までタクシーで40分ぐらいです。

1日目:成都(21:25発)から掲陽潮汕空港に0時すぎに到着して、オンライン配車のタクシーで市内へホテルをチェックインして、夜食「魚生」(刺身)を食べました。

地方都市のせいか、オンライン配車アプリできた車に乗った途端に運転手さんからアプリの利用をキャンセルするようにと要求されました(配車アプリに高い手数料を取らせたくないから)。女子二人の旅でやや心配で、一旦キャンセルしてましたが、運転手さんが値上げを要求されて、怖かったので、車からおりました。2度目の配車サービスがなかなかうまくいかなかったので、道端(ちょっとだけ空港から離れたところに降りたので)で声掛けられた車に値段を交渉して、乗りました。念のために車ナンバーの写真を撮って友人に送りました。結果的にとてもいい運転手さんだったので、連絡先を交換して帰りでも利用しました。このようなことは中国の中小都市でよくあることですが、要注意です。

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お刺身の変身「潮州魚生」

わざと機内食をキャンセルして、夜食として「魚生」を食べました。日本で生で魚の切り身を食べる習慣の起源とされています。今回食べたのはエビの刺身とソウギョ(日本では食べないコイ科の淡水魚)の刺身です。刺身といろんな薬味をソースで混ぜて食べるのが潮州流です。ソウギョはプリプリで、エビが甘くておいしかったです。黒もち米で作ったお酒と共にペロリと間食しました。しめは魚のお粥で、さすが広東省お粥のレベルが高いです。さすがコロナ時期の深夜、お店の客は私たちしかいませんでしたので、店員さんがお茶を入れてくれてウーロン茶を10杯ぐらい(1杯は30ml程度)飲みました。潮州の茶道が有名で、ウーロン茶の産地でもあり茶道用の陶磁器の産地でもあることを学びました。

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お茶が有名な潮州ならよく見える茶具

2日目:

民宿で撮影タイム→朝食(粿汁:もち米で作った麺+特別なスープ+湯葉やホルモンの煮込みのトッピング)→焼鵝(焼きガチョウ肉)→開元寺を見物→ランチ:腸粉+牛肉団子のスープ→甘草水果(いろんな種類の果物の和え物)→デザート:絶品かき氷→咸水粿(米粉の下地に炒めた大根の和え物をトッピング)→デザート:甜湯など→おやつ:腐乳餅→杏仁茶→廣濟門と廣濟橋→晩ご飯:潮汕牛肉鍋→夜食:生和えのみそたっぷりのカニ

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泊まる民宿はお茶室でもあり、とても落ち着くところです

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朝食と牌坊街にある開元寺

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食べまくる

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廣濟門と廣濟橋

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潮州に来たら絶対に食べないとの「牛肉鍋」

本当に食べたいものが多すぎて、すごく頑張って食べていました。奇跡的に、こんなに食べたのに、全く太っていませんでした。それはウーロン茶のおかげです。お茶を売っている店を何回か行って、鴨屎香という高級めなウーロン茶を結構飲んでいました。鴨屎香は鳳凰単欉(凤凰单丛)茶の高級品で、ちょうど潮州が産地です。香りがすごくよくて、友達が1キロのお茶を購入して、コーヒー派の私でも100kgを購入しました。さすが脂肪の吸収を抑え、脂肪分解を促進する働きの効果があるウーロン茶です!

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民宿で自分でも潮州風にお茶を入れられるようになりました

廣濟橋(広済橋)は中国の四大古橋の一つで、とてもおもしろい橋です。橋の真ん中は18艘の船で繋がっています。夜になると、船が撤収されるので、通れなくなります。

3日目:

朝食→己略黄公祠(木彫りをメインに見物)→ランチ:魚の餃子→掲陽潮汕空港(13:20発)

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実質上2時間でやったこと

今回の旅行は実質1.5日しかありませんでした。元々潮州市だけではなく、汕頭市も行こうと思っていましたが、途中でここだけでいいと思って、潮州市だけでも十分満足できました。食べるのをメインにしていましたので、観光スポットは行けていないところが多いです。今度は廣濟橋に渡って、「韩文公祠」に行きたいと思います。潮州の唯一の悪いところは方言が強すぎて、標準語でのやり取りが困難になる時もありました。それでもとても魅力的なところで、華僑のふるさとでも言われています。東南アジアの中国人の源にあたるかもしれません。