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海南省三亜市の旅

三亜市は中国の海南島の南端にある都市で、海とビーチに誇る「中国のハワイ」のようなリゾート地です。中国で最も人気な旅先に数えられ、毎年の夏休みと冬休み、三亜市のホテルの値段はとんでもないほど高いこと、いつもニュースになっています。

三亜の景色(天涯海角景観区)

https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/press/2022/images/20220708-2-2.jpg

三亜市の位置

ずっと行きたかったですが、あんまりにも人気なので、航空券代も割高で、オフシーズンの乗り放題チケットもなかなか思い通りに取れませんでした。今回は去年の11月の頭から計画して、ダブルイレブンセールで安いホテルを確保し、乗り放題チケットで1ヶ月先の航空券を引き換え、保有する未使用の航空券の数が限りがありますので、この1ヶ月間は使えない状態です。そこまでやって、ようやく三亜市の旅を遂行しました。

 

スケジュールは以下のとおりです。

1/12 22:50-1:35 成都天府発、三亜鳳凰空港着

1/13 西島、市内散策

1/14 天涯海角、天涯小鎮(天涯タウン)

18:30-21:00 三亜鳳凰発、成都天府着 

 

遅い航空便ですが、空港からホテルまでタクシーわずか10分ほどなので、便利です。ビーチから歩いて1分の五つ星ホテルで、少々古いですし、空港から近いのもあって、飛行機の音がややうるさいですが、2泊朝食付きでわずか398元なので、文句は言えません。

朝7時ベランダからの景色(海側の客室ではない)

朝バイキング、さすが五つ星ホテル

ホテルから出たすぐ海

ビーチからの朝日


早速、大勢な人が動く前に、タクシーで西島への港へ行きました。朝イチの便なら、またそこまで混んでいません。西島は三亜湾に浮かぶより海の綺麗な小島で、港から船でわずか10分で行けます。ダイビングやマリンスポーツが人気ですが、私は特にそういうものを目当てにしていません。

8時すぎ、肖旗港に到着しました。すでに始発の船が登船開始していました。事前に船のチケットをネットで買ったので、すぐに改札を通って、船に乗りました。

こんな船に乗りました(20分要らず)

西島に到着

さすが離島、海水がこんなに澄んでいます

海沿いの風景

西島の古い町並みの中で散歩

漁船で作った海上書房

ここまでは歩いて行ける距離でした。西島の一番人気観光スポットは、南西隅にある牛王岭(牛王島)です。実は散歩の途中でよく島民から「電動バイクをレンタルしないか」「(電動観覧車に)乗らないか」と声をかけられてきました。牛王岭までは遠いので、往復30元で値段を決めて、個人の電動観覧車に乗りました。

近年ヘリで島の観光が流行っています

小さな丘を登って、頂上にはゴールドの牛の像があります

頂上に吊り橋があります

頂上からの西島の景色

帰りに観光センターにある島の郵便局で風景印をもらいました

お昼12時の観光センターがとても混んでいます。やはり早起きが正解でした。

西島のマリンスポーツの値段、ご参考まで

午前中の観光が終了です。ホテルの近くに戻って、遅めの一人贅沢ランチをしました。

2人コースですが、1人で食べました(ネットセールで178元))

椰子飯

椰子飯は三亜市の名物、おいしいですが、もち米で作ってすぐお腹がいっぱいになるので、持ち帰りにしました。

さすが昨夜遅かったし、午後気温が高いので、ホテルに戻ってお昼寝をしました。

夕方に起きて、夕日を見ました。

夕日(朝日と同じビーチ)

日が暮れて、バスで市内へ行きました。特に目標もなく、お土産でも買おうかと思って、ぶらぶらしましたが、海南省は二度目なので、三亜市ならではのお土産が特に見つけられませんでした。

たまたま見つかった夜市の広場で焼き牡蠣を食べました(2元/個)

運動も兼ねて自転車でホテルまで帰って、夕食がまだなので、出前を頼みました。

糟粕醋海鮮ビーフ

揚げエビ餅

一人で観光都市でのご飯は難しいです。三亜市のレストランで食べたらすごい値段になったというニュースがよくあるので、道端のレストラン、特に海鮮レストランを控えるようにしています。一人でそんなに食べられませんし。

 

最終日もゆっくりホテルの朝食を楽しんだあと、タクシーで三亜市のランドマーク的な観光スポット「天涯海角」へ行きました。近い奇岩の点在する海岸で、昔からすごく有名ですが、若者にとってはちょっと石しかないし、チケット代が高いし、人が多いし、人気が下がったのですが、去年から無料になったし、その観光スポットに特別な風景印があると聞いたので、行くことにしました。

泊まったホテルは「君瀾・三亞湾迎賓館」、セールならコスパ抜群

のんびりでコーヒーを

到着が早すぎて、風景印に置いてある「天涯書局」の営業開始(9時)を15分ほど待っていました。

天涯書局

ゲットした風景印

観覧車に乗って、その奇岩のエリアへ。「天涯海角」風景区の入場が無料になりましたが、観覧車代とかいろいろところでお金がかかります。

石の多い海域を風景区として開発

「天涯海角」は世界の果てという意味で、恋人の聖地でもあります。

「天涯」石、高さ10.8m、億万年の歴史があるという

南天一柱」石、高さ7m、昔の2元のお札の裏に使われている

このエリアに行ったら、なぜ若者がここを好まないのがわかります
人が多いし、本当に石しかありません(笑)

観光エリアを出て、歩いて20分のところに、民宿やカフェで盛んでいる天涯小鎮(天涯タウン)へ行きました。

おしゃれな外観の建物があったりします

建物の間から見える海、映える!

最後のランチはホテルの近くに戻って、一人前の海南鶏飯とデザートを注文しました。

白切鶏の海南鶏飯

ココナッツミルクのデザート

今回は三亜市に行く前に実は元旦からの風邪(インフル?)がずっと続いて、医者さんからの検査が大丈夫でしたが、咳が止まらなくて、大変でした。三亜市に行ったら、空気がきれいのか、咳がだいぶん収まりました。よかったです!

今回はまた週末旅で、今までと比べてスケジュールはそんなにキツくないですが、三亜湾で移動範囲を圧縮しています。それにしても、デカい観音菩薩がある南山風景区、鹿回頭、大小洞天が行く時間がありません。ほかには、もっときれいな亜龍湾ともっと静かな海棠湾があって、また行きたいです。