戸惑いながら進む

日本も中国も好き。旅行・文化・思いつき

30時間の香港の旅

*諸々忙しくて、6月の旅が今更の更新になるとは...

上海在住の友人が誕生日の日(6/3)にどうしてもディズニーのリーナベルと写真を撮りたいと言い出して、上海ディズニーなら倍率が高すぎるらしくて、急遽香港に行こうと誘われました。航空会社の乗り放題がまた期間内で、深センまで行くのはほぼ無料ですので、私も行くことにしました。

香港印象:ビクトリアハーバー

私自身香港は二回目です。前回は日本からの出張で2泊3日の滞在で、仕事でしたので、観光らしいものは夜に現地の友人にビクトリアハーバーのクルーズ船から夜景を見たくらいです。なので、観光というのは初めてで楽しみにしていましたが、友達が香港ディズニーでリーナベルと写真を撮るのは朝9時前にディズニーの前に居なければならないと言っていたから、まだ激ハードスケジュールになりました。しかし、事前に予約したディズニーのチケットがトラブル発生、当日になって友達がディズニーを断念し、結局市内観光になりました。

スケジュール:

6/2(金)仕事終了後 21:30-00:10 成都天府空港発深セン宝安空港着

そのまま、出入国審査場まで移動、早朝2時過ぎ、旺角(モンコック/Mong Kok)にあるホテルに到着

深センから歩いて香港へ

結構歩いて、そしてバスに乗ったり、乗り換えしたりしました

深夜2時すぎ、ようやく旺角のホテルに到着

6/3(土)9:45飲茶の朝食→郵便総局でハガキを送る→「大館」観光→モンスターマンション→太平山頂の100万ドルの夜景

まず、朝食はこちらの老舗飲茶、朝から列

郵便局で好みな切手を発見、買ってハガキを送りました

長い歩道橋

かつての中央警察署、中央裁判所、ビクトリア監獄(刑務所)が集まっていた地域を
改装した「大館」

「大館」の歴史的建造物、バエル

写真スポットとしても大人気

昔の裁判所を再現

刑務所の生活をアートチックに再現

石畳の階段

老舗の香港式ミルクティーで休憩

道が狭い、建物が高い香港の町

香港のバスを乗りながら町を観る

6月の香港はとても暑く、バスに乗りまくり休憩していました

威圧感がすごい!モンスタービルと呼ばれる古いアパート

このスイカのアイスがマジおいしい!そして懐かしい見た目のケーキも食べました

太平山の散策道

太平山から香港を一望

太平山からの夕日

日が暮れるのを待って、100万ドルの夜景を収めった
(正直に言うと just so soかな)

夜食は米粉麺、魚の皮の唐揚げをスープに入れて、激ウマ

 

6/4(日)ビクトリアハーバー散策→12時より、中環港から船で深セン空港へ→14:30-17:05 深セン宝安空港発成都天府空港着

朝食は普通の香港式の茶餐廳で

アベニュー・オブ・スターズの手形

アベニュー・オブ・スターズにある「麦兜(マクダル)」の銅像

香港映画の栄光の象徴

船が着く港

帰りの船の中、雨だったり、晴れたりしていました

船で大橋をくぐりました

今回は、以前より香港の人の標準語が少し上手くなったと思います。しかし、コロナの影響かどうかわかりませんが、繁華街でもシャッターやレンタル中のお店が多くて、少し寂しい感じでした。香港の物価は相変わらず高くて、昔香港で買ったら安くなるものもそのメリットが見えなくなって、今の香港はショッピング/貿易の町として全くなく、今の観光者が香港に訪れる理由は、昔香港の栄光とその懐かしさにあるだと思います。

香港のドラマ、映画や歌で出た地名を巡ってみました

 

砂漠を体験!新疆の短い旅

新疆ウイグル自治区は中国北西部にあり、面積は中国で最大です。景色がいいと昔から知っていますが、あんまりにも広いので、なかなか行けません。今回は航空会社の飛び放題チケットがあって、2.5日間を使って、極限30時間の新疆旅を楽しんでいました。

飛行機から見る新疆の土地(天山と土)

中国が広いので、行き先がとこにあるのか、わかりづらいという意見があって、今回からマップ付きです。

一番左上は新疆ウイグル自治区、スタンプの位置はコルア市と成都市。
その距離は成都と鹿児島と同じぐらい

 

旅先はコルア市(库尔勒市)、新疆のど真ん中になり、新疆で2番目大きいな都市です。北の方は天山の山脈で、南はタクラマカン砂漠、オアシス都市です。成都からおよそ3000km離れて、直行便でおよそ4時間です。コルア市は漢民族がメインで、言語が通じないという心配もありません。

 

スケジュール:

5/19        17:00-22:40           ウルムチ経由、成都天府発コルア行き

5/20        0時       市内ホテル到着

              8:30-18:00             砂漠日帰りツアー

              18:00-18:30           ウイグル族の市場を巡る

5/21        11:25-15:00           コルア発成都天府行き

 

中国のほとんどの都市から新疆へ行く場合、飛行機の席を進行方向の左側にするのがおすすめします。ご覧の通り、雪山がたくさん見えます!特に新疆の人にとって神的な存在の天山が見えます。天山は世界自然遺産にも登録されています。

成都から新疆へ行く場合、高原と山が多いので、晴れると景色が最高

 

コルア空港に到着したのは既に夜10時以降、それでも真っ暗になっていなくて、やはり新疆の昼間が長いのは嘘じゃないと身をもって認識しました。

コルア空港の駐車場看板

新疆ってやはり広いですから、公共交通で観光スポット間で移動するのがあんまりにも不便なので、今回はツアーを参加しました。

運転手さん兼ガイドが中型バスで8時半にまずホテルで私をピックアップして、ぐっと市内で周り、1時間ほど全員が揃って、11時ごろようやく1つ目の観光スポットに到着。

 

羅布人村寨は、コルア市の南85kmにあります。その村は昔から暮らしている「羅布人」の文化を見せてくれます。漁は彼らにとって唯一の生活手段でしたが、今は観光業でしょう(笑)。博物館や今でも使っている結婚用の屋敷などを見物しました。

羅布人の暮らしを展示している博物館。羅布人の帽子の形にしている建物。

羅布人村寨

村の観覧道で進む

村人が住む家 その1

村人が住む家 その2

羅布人の焼き魚(ソウギョ)が大きい

 

砂漠に近づけると、コトカケヤナギ(胡楊)がたくさん見えるようになりました。長生で、乾燥に強い。「胡楊生而千年不死、死而千年不倒、倒而千年不爛」(胡楊は生きて千年枯れず、枯れて千年倒れず、倒れて千年腐らず)ということわざがあります。秋になると、イチョウのように金色に輝き、砂漠地帯の独特な風景です。

胡楊の珪化木

コトカケヤナギ(胡楊)

コトカケヤナギ(胡楊)が折れても生きています

死んだコトカケヤナギ。その樹幹にある帯は羅布人がつけたものだそうです。

「胡楊の泪」を見つけました。胡楊の泪とは、樹幹に蓄えられた大量の水分が開けた穴に水が吹き出す現象です。しかもこの水はアルカリ性の地下水で、涙あとは白いアルカリです。

胡楊の泪

野生のラフマの花。のぼせや熱冷まし、めまい、高血圧にいいみたいです。

 

新疆のランチは14時のようです。12時に既にお腹が空きましたので、羊肉のサムサを食べました。羊の尾の脂肪が多い部分を使っているので、腹持ちがいいです。

新疆焼き包子(サムサ)

タクラマカン砂漠に辿り着くには、まずはタリム川を越えます。タリム川(塔里木河)は中国最大の内陸川で、今は渇水期で、あんまり雄大さが感じられませんでした。

タリム川

コクチョウの群れがありました。餌が売られています

橋を渡すと、いよいよ砂漠へ到着。

砂漠に立つコトカケヤナギ(胡楊)

タクラマカン砂漠は中国最大の砂漠で、しかも動いています。もちろん、私は砂漠の中には行く勇気も、準備もありません。電動シャトル観覧車に乗って、少し砂漠地帯に入るだけです。曇の天気でも、ものすごく乾燥で熱く感じます。ガイドさんによると、晴れだから写真映はしますが、10分も待たずに帰りたいと言い出す人がほとんどです。神女湖という湖に到着しあと、SUV車に乗ってもっと砂漠の真ん中に行くことにしました。150元で、ドライバーさんがSUV車を出してくれて、砂丘の上にジェットコースターのように登ったり下がったりして、とても爽快でした。砂しかない世界を眺めて、何もかもどうでもよくなってきました。SUV車を提供する会社は、砂すべりの道具も用意してあって、何回か滑ってみました。最初は怖くてなかなか滑り出さないのですが、滑るのがやはり楽しくなって、ただ滑ったあと、砂丘を登らなければいけないので、それが一番大変なところでした。

乗った砂漠走行用SUV

砂漠で走るSUV

ラクダにも乗れます

小さいですが、これは砂すべりを体験している私です(笑)

神女湖

砂漠は雄大ですが、正直に言うと長く居られないので、2時間ぐらいで砂漠エリアを出ました。ガイドさんの話によると、曇だから2時間もいられて、晴れると写真映えますが、5分で帰りたいと言い出す人もいました。

休憩所で食べたヨーグルトが美味しかった

ツアーが終わり、コルア市内のウイグル族が多い市場を訪ねました。初めて食べるものが多くて、しかもボリュームが多くて安いです!

右下は羊の胃袋で包んだ香辛料で煮込んだ肉、美味しかった!

市場のヨーグルトが激安激ウマ。7元で460gも

これはなんと桑の実です。緑色のは初めてみました。糖分がヤバイ!

最後の朝食は肉団子のスープ、めっちゃ美味しかった

帰りの空港はセキュリティチェックが厳重

今回もハードスケジュールの旅。普通はそんな旅はしないでしょう。新疆ウイグル自治区を巡るのは、基本北エリアは自然景色で10-15日、南エリアは人文体験で7-10日。あ、時間があったら全部行きたいです!何で中国の有給がこんなに少ないでしょう...

千年古都河南省洛陽市の旅

今年は中国の労働節は5連休ですが、実質上は1日のお休みと2つの週末を調整して、作り上げたものです。時期はちょうど日本のGWと重なって、今年は4/29~5/2です。この時期、やはり日本と同じく、天気もよく、人も多く、宿泊費や飛行機代が割り高になっています。

私にとってもせっかくの5連休ですので、旅行しないとと思いながら、人ごみに怯えて、結局、千年古都である河南省洛陽市にしました。

洛陽では、4月が一番いい賑わう時期で、中国で一番有名な牡丹の花が見えるところだからです。そのため、4月からどの観光スポットも混んでいるという情報がインターネットで見ました。その覚悟の上で旅行を計画しました。

 

覚悟1:世界遺産の「龍門石窟」は諦めること。

北魏時代、洛陽に遷都した494年から掘り始めたと言われている、山の石で彫刻した仏像たちがとても壮観である写真は小学校の教科書にも載せてあります。観光用の道が狭いし、観光地までのタクシーが拾いにくいでしょし、仏教徒でもない私がそう選択しました。

覚悟2:朝6時前にホテルを出ること。

市内で白馬寺へ行く予定で、7時40分開園ですが、開園の同時に入場して、人ごみをなるべく避けると決めました。

というわけで、今回の旅は次のスケジュールになりました。

 

4/29   15:50成都天府空港発→17:50鄭州新鄭空港着

            18:31空港駅で高速鉄道に乗って19:45洛陽龍門駅着

 

4/30     7:30タクシーで白馬寺到着、2.5時間観覧

            10:50洛邑古城観覧、30分

            ランチ後、洛陽老街観覧、1.5時間

            カフェ休憩後、九洲池観覧、夜演出あり

            夜の景色(應天門、麗景門など)の観覧

 

5/1       洛陽市博物館、3時間見物

   ランチ後、高速鉄道鄭州新鄭空港へ

   17:30鄭州新鄭空港発→19:35成都天府空港着

 

洛陽市は空港がありますが、成都との便が少なくて、河南省の省会都市である鄭州は中国でも有数な鉄道ターミナル駅のため、鉄道へ行くのが便利です。ちなみに、成都から直接に高速鉄道でもいけますが、6時間以上はかかります。

洛陽龍門駅

洛陽の牡丹の花が有名で、季節が少し過ぎてしまいましたが、道端で探そうとしました。お嬢様である牡丹がほぼなくて、その召使いと言われる芍薬がまだ咲いていました。

道端に咲いた芍薬

白馬寺は68年に建てた、文献で確認できる伝承上では中国最古の仏教寺院です。
観拝料35元。

境内は広くて、賑わっています。

「中国第一古刹」の名は本物です。

主殿前の香炉

休憩所で無料でお茶をいただけます。結構趣があると思います。

中国建築のお寺だけではなく、国友好の象徴として、タイ、ミャンマー、インドがそれぞれ境内にお寺を立てています。なので、白馬寺を巡るだけで、4か国を巡った感じです。若者たちが異国の服装を着て、たくさんの写真を撮ったいました。結構映える!

タイ廟

ミャンマー

インド廟

境内の齊雲塔、元々は69年に建てた木製塔でしたが、
現存のは1175年に建てたレンガ製のもの

白馬寺でお気に入りの1枚はこれ!バラ園とミャンマー建築

洛邑古城は古い町並みを再現したものです。(無料)
夜の人気スポットですが、GW中夜は要予約なので、お昼前に来ました。

赤提灯がたくさん

園内は古風建築

この近くで「漢服」をレンタルする店が多いので、唐代の服装を着て写真を撮っている人がたくさん。服だけでなく、ヘアーアレンジ、化粧までやっています。

洛陽老街、西側を麗景門、東側を鼓楼で囲まれ、中央部は十字街です。
これはほんとの昔からの建築

老街がとても賑わっています

中原第一門の麗景門、北京のも洛陽のものを参照したという

麗景門の裏側から見る

九洲池は元々隋代から作った洛阳城の皇族園林です。
現在は一部復元して、隋唐洛陽城の一部でもあります。昼料金30元

園林としては、1.5時間ぐらいで回れます

夜はパフォーマンスやイルミネーションがやっています

女帝が作った漢字がイルミネーションになって飾られています

この漢字、上は「千」下は「山」、意味わかります?今は全く使わないのですが

唐代の宮女のキャラクターイルミネーション

規模大のパフォーマンスを待つ人々

唐代のお舞い

唐代一般女性の働き姿を描く絵巻のような演出

いろんな演出があって、このステージが終わるとすぐほかのステージが始まります。
内容は全部唐代のもの
これは唐の時代異族女子のダンス(インド風)

夜の應天門

夜の隋代唐代の洛陽の中心に位置する明堂(復元)王宮の主殿

洛陽は古代から都としても有名なので、博物館の展示物も豊富です。その五大鎮館の宝物(东汉石避邪、三层金丝楠木塔、白玉杯、三彩黑釉马、乳钉纹青铜爵)を見納めました。

洛陽博物館前

展示された宝物たち(一番古いのは夏代の器)

最後は恒例のグルメですが、河南省といえば、麺類が有名です。個人的な感想ですが、ここの「餅」(ナンのようなもの)が一番美味しかったです。ほかのはやはり、四川のほうが...

河南料理、一番食べたかった鯉の料理が品切れ...
洛陽の水席の定番料理(右下)を注文してみましたが、味はイマイチ

河南省では、ナンのようなものを細く切って、
牛肉/マトン/驢肉スープにつけて食べる習慣があります

洛陽のB級グルメ(右上はボタンの花びらを入れたデザート、
右上下の浆面条見た目がドロドロですが、味はおいしい)

洛陽の串焼きなぜか甘い、特にじゃがいもが甘すぎます(そのような品種みたい)

今回は洛陽の旅はバタバタして、人も多いので、いろんなところが行けていないのですが、GW時期だからこそできたものがあります。それは偶然在日時代の友達も洛陽に旅行に来たことです。3年ぶりに会って、コーヒー一杯の時間でしたが、懐かしくてたのしかったです。

浙江省台州市の旅

先日、臨海市に行ってきました。それは、浙江省台州市に位置する県級市で、歴史が長いところです。近年、台州は中国で唯一のミシュラン三つ星の中国料理店の所在地として、一躍有名になり、グメルが注目されるようになりました。臨海は台州の中、歴史の長い、そしてB級グルメ的なものが多く集めるエリアです。

航空券のブラインドボックスで出た旅先の中でわりと行きたいと思っているところですが、往復税込みでただ558元でしたので、飛行機の時間が少し微妙で、1日有給を取って、2泊3日(実質2泊1.5日)でした。

 

スケジュール:

4/15 17:30~20:25 成都天府空港→台州路橋空港

4/15夜 台州市椒江区で宿泊

4/16 駅までタクシー、台州駅から臨海駅まで高速鉄道で11分、臨海駅からバスでスタート地点の東湖公園へ

臨海市の台州府城エリアのマップ

ABCDEFの順で「台州府城」エリアを観覧

臨海市博物館で見物

夜は「紫陽街」でぶらぶら、近くの民宿で宿泊

4/17 ローカルフードの朝食を食べて、配車アプリで予約した相乗りする車で空港へ

12:45~16:00 台州路橋空港→成都天府空港

 

今回は上海で働く友人と現地集合から始めます。上海から臨海まで高速鉄道でおよそ3時間ほど。週末にとって丁度いい旅先です。

ただ臨海は台州路橋空港から遠くて、飛行機は夜到着なので、1日目は近場にある、今台州市の中心(政府関連施設がこちらに集めている)である椒江区に一泊しました。結果的に、私も友人もここで食べたもののほうが安いし、美味しいと共通認識しました。

ホテルの近くの店で夜食:豆面碎は芋で使った面のスープ、優しい味。
左上は炊圆、もち米で使った「シュウマイ」のようなもの。
扁食包蛋、餃子のようなものとたまごと一緒に焼いたもの。
小肠卷、腸詰を薬膳調味料で煮込んだもの。

有名な夜市に行きましたが、学生街なので、安いですが、
地方色が薄い、どこでもありようなものばかり

朝食で食べた「炊飯」はタレが染み込んでおいしかったです。

麻滋煎蛋は、たまごをもちと一緒に焼いたもの、こっちの人、何度ももちみたい

梅花糕、形が梅の花のようで、香ばしい甘いデザート

翌朝高速鉄道で臨海へ

まずはマップAの「東湖公園」、綺麗

この公園は元々宋の時代の水軍の駐在地

園内は昔の官僚が劇を見るために建てたステージも

赤い葉っぱがあると季節が紛らわしくなります

東湖公園から出ると、マップのBの場所である
「江南長城」と称する台州府城壁
見るだけで諦めたい

全長6000m余りの長城だが、今は5000mぐらい残っている。
東晋(402年)より建築し始めた

マップのBからCの間、上り坂が多くて、大変でしたが、
壁超えでいろんな展示が見えます。
これは明の時代の有名な大将軍が統率した「戚家軍」を使用した兵器を再現したもの

 

日本語の紹介も点在している

マップのDのところから、城壁から降りて、「紫陽街」(EからFまで)へ

こんな古い町並み

いい感じな古さ

夜はこんな感じ

紫陽街は古い町並みが続きながら、グルメ街としても有名
週末なのでどの店も混んでいて、特にしたの「海苔餅」のお店
3時間以上並んで、買う人もいた
さすが3時間は無理なので、そこそこの有名店で30分並んでお土産として買った

あんまりにも暑くて、お店がどこでも混んでいたので、タクシーに乗って少し離れた臨海博物館へ行きました。ホールを2つぐらいしか見物していませんが、記念用のスタンプの多さに驚きました!

夜は海鮮レストランで食事、台州市も海の街なので、海鮮は新鮮!
左下の蒸し三種の魚の盛り合わせ、この料理の味付けは初めて、
とてもおいしくて、感動した

翌朝、多めの朝食を食べて、配車アプリで乗り合わせの車で空港へ

台州路橋空港は軍民両用空港でとても小さい
成都のバスターミナルよりずっと小さい)
軍事秘密関連なので、飛行機に乗ったあとはブラインドを閉めたままにしないといけない

こんな感じのグルメ旅でした。実は、台州市にはまだいろんな場所があって、海辺の島や天台山など、距離は少し離れているので、次回はゆっくり回っていきたいと思います。あと、次回こそあのミシュラン三つ星店の予約をとって、食べてみたいです!



成都で本物の恐竜化石を見に行った

先日、成都自然博物館へ行ってきました。

成都自然博物館

この博物館は成都理工大学博物館でもあります。昔は一般人に開放されていませんでした。小学生の頃、親戚の人に連れられ、一回だけ大学キャンパスの中にある陳列館のようなところに訪れたことがあります。その時の様子今でもはっきり覚えています。なぜかというか、本物の恐竜骨格に圧倒されたからです。2022年11月より、新しい博物館が建築され、当時私がみた恐竜骨格などの所蔵品が新館に移され、成都自然博物館として一般人に開放されるようになりました。

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プロで撮った夜の博物館(ネット画像)

以前、日本にある世界三大恐竜博物館の一つと言われている「福井県立恐竜博物館」に訪れたことがありますが、そこで展示された恐竜骨格がほぼ複製品でした。四川省なら自貢恐竜博物館がとても有名で、自貢市は中国で最も恐竜化石が発掘される地としても有名ですが、今は自貢市へ行かなくても、本物の大型恐竜化石も見られるようになりました。

スタートは地質環境に関する展示。太陽系の惑星たちがとてもきれいにわかりやすく展示されていて、まるで宇宙にいたような感じでした。

宇宙にいるような展示

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プロで撮った惑星の展示(ネット画像)

そして、大量な鉱物の展示。水晶、宝石など色とりどり形それぞれのものがたくさん。明の時代に空から落ちてきた鉄の隕石の展示も。

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プロで撮った夜光性のある鉱石の展示(ネット画像)

メインはやはりここ「竜行川渝厅」、四川盆地にある四川省(川)と重慶市(渝)(昔重慶市四川省に所属)で発掘した恐竜の骨の化石で組み立てた骨格が展示。真ん中一番デカい「合川馬門渓竜」は、全長24メートルで、本物の化石が80%以上。この一つのホールでは、ザッと数えて30体の恐竜全身骨格(ほぼ本物)がありました。

恐竜展示の一角、全館写真はOK

合川馬門渓竜の首が長すぎ

甘氏四川竜、紹介文は中国語と英語

四川盆地にはこんなに恐竜がいた

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プロで撮った恐竜骨格の展示(ネット画像)、やっぱり私が撮ったものと全然違う(笑)

そのほか、別の展示ホールでは、世界各地から集めた恐竜化石、模型、足跡などの展示。そして、シミュレーションやプロジェクションマッピングもあります。

恐竜のたまごの化石

水中で暮らしでいる恐竜の化石

リアリティを追求した恐竜模型

ほかには、生物の標本や命の源の探りのホールがありますが、閉館が5時なので、3時間でなんと半分しか回れませんでした。また次回ゆっくり見物します!

館内どこでも恐竜

こんな大きな博物館ですが、なんと無料です。しかし、予約が大変でした。1週間前の朝7時というバタバタな時間から予約開始、特に週末、わずか数分で予約がいっぱいになってしまいます。

四川と言ったら、日本人にとっては、シャンシャンなどのパンダ、麻婆豆腐などの四川料理、恐竜もあるというイメージになってくれたらいいなと思います。

海南省の4日間旅

海を見たくて、先週末と年休二日間を使って、温かい海南省へ行ってきました。

海南省は中国の一番南にある省で、日本で例えると、沖縄的な存在です。海に囲まれている島なので、海浜リゾートが盛んでいて、毎年の1月、2月に、数多くの人が訪れます。

一言、海南とはいえ、台湾より面積が大きいです。今回は省都の海口市にある美蘭空港を使って、主に海南島の北東に位置する文昌市を訪れました。

スケジュール:

2/18

8:25        成都双流発 四川航空3U8751便

四川航空の飛行機はユニバーシアードのマスコット仕様

11:00頃   海口美蘭空港着

11:30      空港直通の美蘭駅で高速鉄道に乗って17分で文昌駅に到着

高速鉄道の列車の中 (二等席)21元

12:00頃   ランチ

コーヒーは練乳入りで甘い

現地では「中西茶園」が盛んで、飲茶点心、パン、米粉類など様々なスタイルの料理が出されて、しかも時間帯によって提供する料理が異なります。

おすすめはデザート系のマンゴー腸粉

13:00頃   文南老街で散策

騎樓

多くの華僑の出身地である文昌の古い町。騎樓と呼ばれる建築が特色。文昌の騎樓は一階が店舗で、二階が東南アジア色の強いベランダ。

清補涼はなんとうずら卵まで入ってる!

休憩に「清補涼(ちんぽーりょう)」というデザート(スープ)を食べました。ココナツミルクベースにいろんなものが入ってる冷たいもの。

 

16:00頃  バスでゆっくりと50分間、海辺のマンションへ。荷物を置いたら、歩いて5分のビーチへ。場所:高隆湾

高隆湾のビーチで凧揚げの人もいた

まだ2月、海水が冷たいので、入れない

18:00頃   有名店で盐焗鸡(塩鶏の丸焼き)を購入し、市場で買った海鮮を使ってマンションで自炊

それなりに上手に料理した(真ん中の塊はその名物鶏)

文昌の鶏がとても有名で、鶏のお腹に薬膳を詰めて、海塩を使って焼いた、その味は最高!そのあと、お水1Lを飲んだけど:)

 

2/19

市内の運転手を頼んだ、1日8時間で400元、これで自由に市内観光ができました。

朝食(茶園)→文昌航天科普センター(衛星発射場へ案内がなくなって、知識館のみの見物になってしまったので、入館するのをやめた、入館料50元)→琪水湾リゾート(無料)→石の公園(無料)→銅鼓嶺(遊覧車込み80元、事前ネット購入68元)→遅めのランチ(抱羅粉)→月亮湾(無料)→夕食(ココナツミルクスープの鶏鍋)→高隆湾の夜市散策(結局お腹いっぱいで何も食べれなかった)

朝食 右上の蒸しケーキ(ニオイタコノキ入り)が大好き

文昌航天科普センターの看板もボロボロになってる

扉ので隙間から飛行機の写真を一枚

淇水湾

石の公園でようやく晴れてきた

銅鼓嶺の山頂から眺めた海

銅鼓嶺から眺めた月亮湾の風景

下りの遊覧車から見た月亮湾

抱羅粉は海南の三大米麺料理の一つ

月亮湾はまだ未開発のビーチで波がすごい

ほら、いい波

ココナツミルクスープの鶏鍋

2/20

朝食(まだ茶園(笑))後、埋立地の清瀾半島で散策、港で漁船から卸した海鮮(カニ、貝、エビ、合計200元ほど)を買って、高隆湾にある海鮮加工してくれる料理店で海鮮料理をお昼として堪能。

清瀾半島のリゾート

灯台が大好き

映える写真スポットがたくさん

港で漁船から魚が下ろされる

一番でかいエビを買った

魚がたくさん

プロで作った海鮮料理はやはり違う(笑)薬味の種類も多い

午後は文昌駅に戻って、高速鉄道に乗って30分ぐらいで海口市へ。ホテルで休憩してから、夕日を見に世紀公園へ。

文昌駅から乗った高速鉄道の列車 海口市まで27元

海口世紀公園

公園から見た夕陽

公園内におしゃれな雲洞図書館があって、あいにく月曜日は定休日。

歩いて世紀大橋(1.2km)を渡って、海風が強くて、さすが22度でも半袖では少し寒かった。

雲洞図書館

世紀大橋

歩いて渡った 交通量がすごいので、ちょっと怖い

次は「海大南門夜市」、17時から深夜0時半まで、海南大学南門の外の道路を封鎖して、屋台が軒並ぶ。夜食は老舗の「辣湯飯」。酸っぱくて辛味があって、ご飯は鶏の油を使ったので、とても香ばしい。

賑やかな海大南門夜市

夜市で食べたもの 左上は名物の陵水酸粉

海口市民のソールフード「辣湯飯」

2/21

朝はホテルの近くにある免税店(離島免税店)で買い物をしようとしたが、買い物代行?(ブランド品/高級化粧品)ダフ屋?が多すぎて、やめました。

市内免税店の開店前

海南省博物館で見物したが、見たい宝物がなんと一個も展示されていませんでした。思わず口コミサイトでつぶやきました。が、無料の博物館ですし、海南省の歴史について勉強できましたし、ヨシとしましょう。

 

お昼は名物の斋菜煲(野菜鍋、ペースは糟粕醋、それは酒かすベースの酸っぱ辛いスープ)+現地有名のマント肉(東山羊)

お昼の鍋 海南の料理は基本タイ料理のように辛酸っぱい

海口の騎樓老街と市場で散策

文昌と比べると、かなり賑やか、人気な観光地

映画のロケ地でもあります 何の映画でしたっけ

市場で干物を売るおばあさんが居眠り

早めの晩ごはんまた茶園(笑)!今回のは現地の人がたくさんいる茶園。料理の味はイマイチですが、海口人は茶園で何をしているのか、よくわかりました。

男は宝くじの番号を計算中

靴を脱いだ人が結構いた

海南では、女は外で稼いて、家で家事をする、男は何もしないケースが多いため、茶園でのんびりしているのは男が多いです。お茶(甘い!)を飲みながら、宝くじの番号を計算したり、おしゃべりしたり、ドラマを見たりとくかくのんびり!

 

その後はラッシュが来る前に、ホテルで荷物を受け取って、空港へ。ポイントで引き換えたラウンジでまた少し食べたけど。

 

20:45      海口美蘭空港発 四川航空3U8754便

23:00頃   成都双流着

 

海南省の旅とはいえ、短い時間でしたので、回ったのは2都市でした。実は、海南省で一番有名なところは三亞市で、海がとてもきれいですが、人が多すぎると言われています。閑散期なら行きたいと思います。

 

海南省の四日間で椰子の実をめっちゃ堪能しました。現地の人はほとんどココナッツのジュースだけ飲んで、果肉を食べないようです。贅沢!

一番よくある椰子の実 文昌なら5元で取り立てのを購入できる

金色の椰子の実は海南省のみで買えそうです 値段が倍くらいで、ジュースがより甘い

この小さいな椰子の実は近年から見かけるようになったと、
値段が高い、味はまあまあかな

海南はコーヒー豆の産地でもあります。福山と興隆のコーヒーを味見しました。

コーヒーの屋台

レトロな電気屋もカフェを始めた

レトロなコップでコーヒー 倍の量のお水を飲んだ方がいいと店主が

雪の森でハイキング

久しぶりのブログです。ようやくコロナの制限策が終了して、2023年こそいろんなところへ行けたらと思います。

 

今回は春節お休み期間中に、成都から日帰りのハイキングへ行ってきました。成都市内から高速に乗って、降りるまで3時間ほど。目的地は、四川省アバ・チベット族チャン族自治州に属する理県の上孟郷厄尔娜沟の森です。この国有森は未開発地域なので、正式の名前がありません。近くに穴場観光地の「甲尔猛措」という湖(標高4250m)があるので、「甲尔猛措森林」(これは2000mほど、高山病 の心配がない)とも呼ばれています。

ここを目的地にしたのは、春節の長期休暇中のため観光地ならどこでも混んでいて、未開発地域であれば、人が少ないので、ゆっくりできると思ったからです。そして、久しぶりにハイキングをするので、長くないコースで雪を楽しめたらと思って、決定しました。あと、未開発地域で信号がないし、雪道が少し危険なので、ハイキングチームに参加することにしました。

 

スケジュール

7:30 成都市内からバスで出発

9:20-35 汶川県内のサービスエリアで休憩

10:40 バスから降りて、現地村民の車で入り口まで移動(往復20元)

11:05 入り口付近へ到着、シュタイクアイゼンなどを装着、ハイキング1.3km

12:30 昼食:キャンプ場で鉄板焼

13:10-16:30  凍った滝を目指してハイキング、往復4.5kmほど

16:40-17:00  現地村民の車でバスの駐車場へ移動

17:00 バスに乗って、高速で帰る

森の入り口付近で10元でアイゼンをレンタルできる露店

こんな感じの森の中で前進

こんな感じの狭い橋を何本も渡った

橋からの谷風景

初心者にとって、チームでハイキングするのが安心

キャンプ場の鉄板焼 35元/人 想像以上おいしかった

実は薪で焼いてる

14:50にたどり着いた凍った滝、アイスクライミングしてる人もいた

合計7kmのハイキングで、それほど大変じゃないと思いましたが、雪道を歩くのが結構きつかったです。でもやはり人が少なくて、少し運動もできたので、よかったです~

日本にいた頃、中国国内でアウトドア活動が盛んでることが全く感じられませんでしたが、帰国してやはり周りの人がだんだんスノボ、ハイキング、ダイビングなどについて関心を持つようになっていることを実感しました。